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光嶋祐介/青木真兵「つくる人になるために」青木海青子挿画 灯光舎新刊
¥2,420
2023年 灯光舎 若き建築家と思想家による長期の書簡のやり取りをそのまま本にした、極めて端正な一冊。 どうしても即興的になりがちな対談や、ましてやSNSでの空虚な短文ばかりが積み上がる「議論」とは違う、静かで豊かな対話。 言葉を汲み取り、撒き、育て、得る。 語り合う事の豊かさをとことん味わえる、稀有な出来映え。 ざらりとして柔らかい本文用紙をはじめ装丁にも随所にこだわりが見られ、灯光舎様らしい一流の仕事。
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「亡國三銃士」 2023年 GalleryGREEN&GARDEN
¥2,200
2023年 Green&Garden 23年7月に開催されたイヌイジュン/中村キョウ/タカギトオルの3名による展覧会カタログが入荷しております。 本展示における作品の素晴らしさは勿論ながら、深まった大人たちが未だ「格好いい不良」であり続ける凄味も味わえる、嬉しい一冊。
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「マン・レイのオブジェ」 2022年 求龍堂 石原輝雄署名入り
¥3,300
2022年 求龍堂 2022.10.08~2023.01.15にかけて千葉県のDIC川村記念美術館で開催された同名展覧会の図録。 マン・レイのオブジェと題し、最も有名な写真作品群を敢えて外すことで作家の特異性をより際立たせた稀有な展示。 本書に収録された作品も多彩且つ希少。 オブジェをはじめとして、絵画、映画、書籍にエフェメラと、それぞれの分野で無二のマン・レイ作品を楽しめる。 杉浦花奈子、石原輝雄、木水千里の三名の研究者によるコラムも魅力ある読み応え。 マン・レイやシュルレアリスムのファン以外の方にもオススメしたい一冊。 ※石原照雄氏署名入り、少部数入荷品
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A.P.ド・マンディアルグ「汚れた歳月」松本完治訳 2023年 エディション・イレーヌ新刊 訳者署名入り
¥3,080
2023年 エディション・イレーヌ新刊 翻訳者署名入り マンディアルグファン待望の日本初訳作品。 悪夢とエロスが混沌した奇態なイメージが炸裂する、極彩色の26編からなる幻象綺譚集。
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ジュリアン・グラック「異国の女に捧ぐ散文」 松本完治訳/山下陽子挿画2022年エディション・イレーヌ新刊 訳者署名入り
¥3,520
2022年7月 エディション・イレーヌ新刊本 翻訳者署名入り 松本完治翻訳のジュリアン・グラックの美文に山下陽子の美麗な挿画8点を添えた、極めて幻想的で美しい一冊。 翻訳者署名入り。 挿画の淡い灰青が引き立つ装丁も素晴らしく、いつまでも手元に愛蔵したくなる出来映えです。
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未生響「biblio antenna① an etude:FATHERLAND JAMBOREE/録音盤FATHERLAND JAMBOREE(NOISECONCRETEx3CHI5)」 2022年 空中線書局新刊
¥2,530
未生響「biblio antenna① an etude:FATHERLAND JAMBOREE/録音盤FATHERLAND JAMBOREE(NOISECONCRETEx3CHI5)」 2022年 空中線書局新刊 空中線の初の刊行書として長年入手困難となっていた「FATHERLAND JAMBOREE①」、最高傑作のひとつとも呼ばれる作品が待望の復刊。 目眩く無垢な語々、言語遊戯によって極限まで透き通った詩の連鎖は禅的でありつつ、同時に狂騒的なエンターテイメントを読者に引き寄せるマジナイとも感じられる素晴らしい一冊。 銀箔押しのタイトルなど細かなディテールも、造本家・間奈美子としての顔も持つ作家の美学が感じられる佇まいです。 また今回の復刻にあたってノイズ音楽家のNOISECONCRETEx3CHI5によるCDが付属、音声として再現された詩群も必聴の出来映えです。
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未生響「FatherlandJumboree③ poeorama:Skhola Kairos」 2015年 空中線書局 限定500部刊行
¥2,200
2015年 空中線書局 限定500部刊行 京都を拠点に活躍する詩人/造本家の未生響/間奈美子による実験詩作品スコーラ・カイロス。 アコーディオン式に折りたたまれた乳白色の冊子に、言葉の透明な部分だけを集めたような詩が納められています。 奔放な規則性をもって組まれた文字とイメージの飛躍が渾然となって、世界を揺り動かすような詩的体験。 冊子を持つ掌の上に人工の天球が開かれる感覚を味わえる、稀有な、本当の詩集と呼びたくなる一冊です。
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アナイス・ニン「巴里ふたたび」松本完治訳 エディション・イレーヌ
¥7,000
2004年 エディション・イレーヌ 訳者署名入り 極美本 アトリエ空中線による糸綴じの端正な造本が美しいアナイス・ニンの「巴里ふたたび」。 流通の少ない珍しい一冊が訳者署名入り・極美状態で入荷致しました。
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「アンパサンド 第一集第4号」 2022.04 灯光舎新刊
¥2,530
2022年4月 灯光舎 *新刊本 編集 間奈美子 収録作家 ・大森裕美子(創作ノート *初回500部のみ特典付き) ・BOOKSOUNDS(手紙小説) ・村松桂(レイヤースコープ) ・福田尚代(回文) ・川添洋司(ポエトリ・エフェメラ) ・間奈美子(エッセイ) 京都の新進気鋭出版社である灯光舎が、多彩で美しいブックデザインで名高いアトリエ空中線の間奈美子氏を編集に迎え刊行する六号完結の小作品群。 それぞれ素晴らしい魅力を持つ作家陣による小品たちは、どれも味わい深く「詩的」の名に相応しい美に満ちています。 オレンジの帯で封をされた、極めて詩的で私的な小品。そのとりどりの美しさ。 一点一点の作品に感性の揺れる一時が宿る、素晴らしい小品集です。 *本号が現在最新刊となります、完結まで残り二号予定
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「奢灞都館刊行 全書籍目録」 2022年 エディション・イレーヌ新刊
¥2,200
編集:松本完治/資料作成・協力:鎌田大 2022年10月 エディション・イレーヌ新刊本 数々の美装本を刊行し、現在も多くの収集家を虜にする奢灞都館の全刊行書を網羅する初の目録。 愛書家・鎌田大氏の協力によりその美しい書影をふんだんに掲載し、フランス文学者・生田耕作と、その美学を支えた生田かをるの業績を讃える一冊。 奢灞都館ファンは勿論、美しい書物を愛する全ての人にオススメの美しい出来映えです。 ※2022/10/20より本書掲載の全書籍を展示するコンプリート・コレクション展を当店にて開催致します。
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未生響「Fanatic Amen」 2004年 空中線書局 限定500部
¥1,100
Hibix Mio「Fanatic Amen(biblio antenna 7:FATHERLAND JAMBOREE Ⅱ)」 2004年 空中線書局 限定500部発行 無機質なシルバーの表紙とメガホンから飛び立つ、記述発生式空中現象。 処女作ファザーランドジャンボリーの言葉の自由さ、純粋さを正式に受け継いだような、未生響氏の言葉の美学をストレートに味わえる一冊。 ファンの方は勿論、シュルレアリスムや実験文学にご興味のある方へ強くオススメ致します。
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イヌイ・ジュン「THE END OF THE NATION」 2022年
¥3,000
2022年 イヌイ・ジュン ザ・スターリンでの活躍のかたわら絵画などの多彩な表現を模索するイヌイ・ジュンによる、2022年開催の写真展を期に刊行された作品集。 モノクロームの風景に閉じ込められた慈しみの眼差しと、フラストレーションのもたらす微かな振動。
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「LE DECADENT」 Anatole Baju編 L'Arche du Livre 限定250部
¥27,000
L'Arche du Livre1886年刊/1973年復刻 限定250部 1880年代にパリにて配布されていたタブロイド誌「LE DECADENT」から選り抜きの号をセレクト、革表紙におさめた愛蔵版。デカダン派にはたまらない一冊。 文学・サロン・演劇やホール、19世紀末の退廃文化が鮮やかに薫り立つ。 Louis VILLATTE,Luc VAJARNET,Lucien de SABLYら、往時のデカダン/ダンディたちによる刺激的なコラム群。 堅牢な革装丁にて部屋にかけてあっても佇まいは格好良く、現代を生きる退廃の徒には150年前よりの天啓を与えてくれるであろう、極めて良質なコレクションです。
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ウニカ・チュルン「Approche」 1981年 Galerie LeRoi 限定100部
¥18,000
1981年 Galerie LeRoi 限定100部 リング綴じ本(リング端分に破損) 81年にパリで開催されたウニカ・チュルン回顧展で100部のみ刊行されたメモリアルブック的画集。 アナグラム詩や多数のデッサンをはじめ、刊行物一覧、絵画作品の目録やプライベートフォト等も収録。 多数の資料を交えながらウニカの死を悼む素晴らしい一冊です。 またリング綴じにて頁が開きやすく、見開きで眺めるドローイングやアナグラムは特別な見ごたえがあります。 オリジナルのリング留めはセルロイドのような材質で破損しやすい為、お取り扱い時には優しく開くようご注意下さい。 ※リング上端に破損がございます。
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ウニカ・チュルン「Anagrammes」
¥16,000
1982年限定500部刊行 ドイツ/フランス語対訳 ウニカの死後、有志によって500部のみ作られたアナグラム詩集。 多くのアナグラム詩とともに私的なノートに綴られたイラストやアナグラムの習作、日記めいたメモなどが収録され、巻末には最後期の入院時の記録なども併録。 ウニカ・チュルンのファンには必読の価値がある一冊です。
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「アントナン・アルトー著作集 Ⅰ~Ⅴ」全冊揃い・帯ビニカバ・月報揃い美本
¥14,500
1996年 白水社初版 アルトー生誕100年を記念して刊行された著作集。1-5巻の全冊揃い、状態は比較的良好です。 多田智満子、宇野邦一、折原眞里、鈴木創士、安堂信也など、翻訳陣も豪華な決定版。
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「OBLIQUES 特集:サド」 1977年 EditionBorderie
¥15,000
1977年 EditionBorderie フランスのシュルレアリスム系文芸誌OBLIQUES誌のサド特集号。真っ赤な表紙にこの分厚さ。 バタイユ、バルテュス、オクタビオ・パス、モーリス・ブランショら多くのサド論考を纏め、膨大な資料を付したサド愛好家には垂涎の内容です。 自筆書簡や様々な作家によるサドの肖像画、また詳細なビブリオグラフィー、etc。 クロソウスキー、アンドレ・マッソンらが参加するアンソロジーも非常に興味深い内容です。 サドを愛するお客様に、是非。
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「アンドレ・ブルトン没後50年記念イベントへのパスポート」2016年 エディション・イレーヌ/アトリエ空中線
¥1,000
2016年 エディション・イレーヌ/アトリエ空中線 東京にてフランス大使館の後援のもと行われたブルトン没後展にて製作されたミニパンフレット。 没後記念刊行物のリスト、各講演会のスケジュール等を記載。デッドストック新品。 鉱物のように印象的に纏められたシュルレアリストたちの肖像はアトリエ空中線の間奈美子のデザインによる物で、その美しさに惹かれた主催者によって、当初予定になかったパンフレットの配布が決まったエピソードも。 重くシリアスな中に輝く超現実主義の美が凝縮したエフェメラです。
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「ナディーヌ・リボー コラージュ作品集2010-2014年」 2014年 エディション・イレーヌ
¥15,000
2014年 エディション・イレーヌ絶版 帯・案内DM付属極美本 訳者署名入り 現代フランスを代表するシュルレアリスト、ナディーヌ・リボーによるコラージュ作品集。 極めて不穏で且つ強い幻想性を宿したナディーヌ・リボーの圧巻の作品群を、良質な刷り上がりで楽しめる良書となっています。 人気の高い版元品切れの一冊です、刊行案内DMが付属。状態◎です。
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中村鱗「Friend again」 2020年 羊皮紙に銀筆画 額装済み
¥21,000
中村鱗「Friend again」 羊皮紙に銀筆画 額185mm×140mm キャンバス120mm×45mm ウサギの人形を抱いた愛らしい少女の肖像。 凛々しく結んだ唇と、友達を抱く手の柔らかさが美しい。 時を経る毎に風合いを変えてゆく、銀筆の味わいを長く楽しめる羊皮紙の質感との調和も素晴らしい作品。
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中村鱗「おいのり」 2020年 羊皮紙に銀筆画 額装済み
¥21,000
SOLD OUT
中村鱗「おいのり」 羊皮紙に銀筆画 2020年 額185mm×140mm キャンバス120mm×75mm ウサギの耳の少女の、お祈りの時間を切り取った作品。 銀筆の描きだす淡い色彩と、古い絵本から抜け出したようなクラシックな表情が魅力的です。
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古井フラ「変身物語」 2022年 フルフラ堂
¥1,760
2022年 フルフラ堂 同名のギリシア神話より着想を得たという、鉛筆画と詩による幻想譚。 乳白色の憂いを余白に孕んだ優美な曲線はどこかベルメールやフィニーを思わせ、詩篇とともに夢想へ溶けだす心地好さに満ちた印象深い一冊です。
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古井フラ「静けさを水に、かきまわす」 2020年 フルフラ堂
¥1,430
2020年 フルフラ堂 3章からなる、痛みと愛おしさに軋むような祈りの詩群。 それらを包む装丁への拘りからも著者の言葉や命へ向かう姿勢が伺えるよう。 詩と本の一句一頁が胸を打つ一冊です。
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Vitezslav Nezval「woman in plural」 Karel Teige装画 Stephan Delbos/Tereza Novicka英訳
¥2,520
2021年 TwistedSpoonPress 初版1000部限定 ネズヴァルの36年刊行のZena v mnoznem cisle初の英訳版。 カレル・タイゲのコラージュによるオリジナル版の装画を再録。ハードカバーなのも嬉しい。 散文、対話形式、自動筆記、etc。 多様な手法で夢幻の言語芸術を引き出すネズヴァルの美文に英語で耽溺出来る上質な一冊です。